イラスト跳ぶもの、走るもの
8月のカレンダーを無料配布


島で恒例の大運動会 カンガルー親子が圧巻の活躍
島で年に一度の恒例行事となっている「島の運動会」が、今年も開催された。
会場には、さまざまなどうぶつに加え、AIロボットも参加。種族や身体能力の違いを超え、熱戦を繰り広げた。
今大会で特に目立ったのが、カンガルーの親子だ。
持ち前の俊足に加え、驚異的な跳躍力を発揮。さらに親子ならではの息の合ったコンビネーションも随所に見られ、参加した競技では次々と好成績を収めた。
会場からは大きな歓声が上がり、
「今年はカンガルー親子の大会だった」
との声も聞かれた。
そんな選手たちの健闘をたたえる賞品として用意されたのは、マンガに登場するような立派な骨付き肉。
しかし、ここで大会関係者の間に新たな問題が浮上した。
「……カンガルーって、草食ですよね?」
優勝を争うほどの活躍を見せた親子に、骨付き肉。
果たしてこの賞品が誰の手に渡り、
そして誰の胃袋に入るのか。
大会終了後も、島ではしばらくこの問題についての議論が続いたという。
なお、今回の参加者の中で、確認されている肉食動物はトラ一頭のみ。
大会関係者は
「来年は賞品についても検討したい」
としている。
次回
島の運動会、まさかの賞品変更か。
つづく。
WRITER
宇佐川うさぎ(フリー)
ウサギの宇佐川(うさがわ)さん。フリージャーナリスト。本職は島のみんなに荷物を届ける宇佐川急便。クロネコも友達。